10月




27(火)   何人たりともネコの眠りを妨げることは出来ない




 今日は老人ホームで仕事だった。裏庭の草刈りをしようとしたら草むらの中でネコが丸くなって寝ていた。ぼくが道具を持ち込んで草刈りの準備をしていても目を閉じてじっとしている。ネコのくせに気配を感じないのかな?疲れているのだろうか?ぼくはネコが目を覚ましてどっかへ移動するのを期待しながらしばしネコの様子をうかがう。何人たりともネコの眠りを妨げることは出来ないのだ。

写真の右下にネコが寝ています
写真の右下にネコが寝ています




19(月)   週末に食べる最後のピノ(そんなのムリ)




 夕食後、ピノを食べようと冷凍庫の扉をあけた。包装のセロハンをはがしながらぼくは考える。一箱6個入りだから毎晩ひとつずつ食べたとすると、週末の土曜の夜に最後のピノを食べることになる。「今週もイロイロあったけど、おつかれ、おれ」などとキモいことをほざきつつしみじみ最後のピノを食すのだ。格別な味わいなのではあるまいか?

 だけど「一日1個ピノちょい食べ計画」はあえなく頓挫した。今しがた一箱イッキ食いしたから。1個だけ食べようと思っていたのだが、物足りなくてあっという間に全部食べてしまった。一日1個だけのストイックな食べ方は、ぼくにはムリみたい。




11(日)   陽が落ちてからのジョギング




 日中はいろいろ雑用があったので夕方に走りに出かけた。陽が落ちてからのジョギングは暗くて危ないと思って敬遠していたのだけど、実際走ってみると汗をかいた体に冷気が気持ちいい。まぶしい太陽の光にわずらわされることもない。

 ウォーキングしている若い女の子を後ろから追い越すときには少し気を使う。変質者と勘違いされないよう乱れた呼吸は抑え気味に、間を保ちつつさりげなく追い越す。「おれって紳士的なジョガーだな」と自己満足しているとその女の子はイヤフォンで音楽を聴いていておれのことなどまるで気にしていなかったりする。



 ともあれ、陽が落ちてからのジョギングもけっこう楽しい。




4(日)   家事に追われた一日




 この週末は湿気が少なくていい天気だった。どの家のベランダからも申し合わせたように布団が干してあった。洗濯物がたくさん干してあるベランダってぼくには幸せな風景に見える。でもこれって洗濯洗剤のテレビコマーシャルの刷り込みのせいかもしれない。そんなことを考えながらジョギングした。

 先週の日曜は仕事だったので部屋は散らかっていた。ジョギングから帰って来てたまっていた洗濯物を洗い、大橋トリオを聴きながら部屋を片付けた。家事に追われた日曜日だった。