11月

 

 

 

27(木)   ぼくが知らない世界

 

 

 

 お昼時、年下の同僚と現場近くにある公園の公衆トイレに行き、小用を足した。トイレから出ると同僚がすかさず「においに気がつきましたか?」と聞いてきた。何も気がつかなかったとぼくは答えた。「あのトイレ、マリファナのにおいがしてました」と言った。マリファナを吸うとどんな匂いがするのかなんてぼくは全然知らない。彼いわく、品のよいお香の香りに近いそうだ。「誰かがあのトイレでクスリをキメやがったんです」と断定していた。

 彼はなぜか非合法薬物に関しての知識が豊富だ。「警察もののテレビドラマなんかで、刑事がクスリとおぼしき白い粉をなめるシーンがあるじゃない?覚醒剤ってどんな味がするの?」と聞いたことがある。「ピリッとした刺激を舌の上に感じる」だそうです。

 ぼくはすでに50代半ばに差し掛かろうという年齢だけど、こういう未知の世界の事情を知るにつけ、「世の中にはぼくがうかがい知ることのできない領域がまだまだあるんだろうなぁ」という感慨に浸ってしまうのであります。

 

 

 

24(日)   実はエッセル

 

 

 

 夜、けっこう遅い時間。なんだか物足りないのでアイスクリームを食べることにした。このカップアイスはエッセルという名前です。スーパーカップと思っている人も多いようですが、実はエッセルが商品名。知ってると暮らしに役立つ豆知識、というほどではない。