2月
28(土) IKEAの軽食コーナー
IKEAで買い物をして、精算を済ませるとレジの向こう側に軽食を売っている一角がある。IKEAの全ての店舗に軽食コーナーが設けられているのかはわからない。けどぼくがときどき利用する近所のIKEAはそういう造りになっている。
家具や雑貨を物色しつつ「この小物、おれの部屋のあそこに置くといいかも」などとあれこれ考えているとけっこうアタマがくたびれる。かさばる商品を持って店内を歩くとさらに疲れる。レジで代金を支払いホッとひと息ついた時軽食コーナーが目に入ると・・・ついふらふらと立ち寄ってしまうのだ、誘蛾灯の灯りに吸い寄せられる小さな虫みたいに。
軽食コーナーには家族連れも多く、なんとなくアミューズメントパークの休憩所のような雰囲気がある。小さな子どもが「パパおいしいね」なんて言いながらホットドッグをパクついている。家具屋で買い物をするとみんな小腹がすくのだ。ぼくはそんな親子の横でソフトクリームをなめる。IKEAに来たら、帰りにこの50円のソフトクリームを食べるのがすっかりクセになってしまった。
25(水) 最近ヘビーローテーション
秦基博のライブCD、最近のお気に入りです。ヘビーローテーションです。「グッバイ・アイザック」という曲が好き。
秦さんの歌を聴いていたらチョコレートが食べたくなった。で、食べた。
22(日) 高みを究める
曇り空の日曜日、エロDVDをレンタルした。エロDVDを借りるのは本当に久しぶりのことだ。
インターネットで無修正エロ画像をタダで見ることができる昨今、わざわざレンタルショップでモザイクのはいったアダルトビデオを借りるというのはなかなか趣きがある行為だ。人目を忍んでアダルトコーナーへ行き、そそくさとカウンターに進んで慌ただしく会計を済ませる。クリック1発でカンタンにエロにアクセスできる現代において、レンタルDVDショップでのわずらわしい所作ひとつひとつがむしろ味わい深い。
「エロDVDレンタル道」という作法があるとしたら ( もちろんない ) ぼくは高みを究めつつあるみたいだ。
18禁の のれんをくぐれば 春近し
by リサト
9(月) ささやかだけどいい話 その2
新聞の文化欄だか芸能欄に、有名人が自分の父親について語る連載記事が載っていた。いつだったか壇蜜さんがお父さんのことを語っているのを読んだことがある。
壇蜜さんがグラビアの仕事などで忙しくなってきた時、壇蜜さんのお父さんは「仕事柄、薄着になる機会が多いだろうからカゼなどひかぬよう」と娘をいたわったそうな。" 薄着になる機会が多いだろうから" という言い回しがなんともステキだ。心温まるいい話だと思います。
8(日) ささやかだけどいい話 その1
ヘビメタ音楽の専門誌にラウドネスの特集記事が載っていた。「あなたの人生の中で、今まででいちばん嬉しかったことはなんですか?」という問いに、ボーカルの二井原実は「中学校に進学した娘の制服姿を見たとき」と答えていた。
ぼくはこの記事をだいぶ前にサラッと立ち読みしたんだけど、その時に書店で受けた感動を今でもよく憶えている。
ラウドネスは結成当初からニッポンのヘヴィメタルを牽引し、今なおシーンの頂点に君臨している。国内外で輝かしい足跡を残すラウドネスのフロントマンだけにバンドの成し遂げた偉業を口にするのかと思いきや、二井原さんが自身の人生でいちばん嬉しかったことは成長した娘の制服姿だったのだ。ぼくはいたく心を動かされたのである。