3月

 

 

 

25(月)   イーグルスとオフコースに共通するもの

 

 

 

 アメリカのロックバンド、イーグルス。日本のJ-POPのさきがけ、オフコース。1980年代に人気絶頂だったこのふたつのバンド、やっている音楽のジャンルはまるでちがうけどその変遷に共通するものがある。

 イーグルスはリンダ・ロンシュタットのバックバンドとしてメンバーがあつまり、後にバンドとして独立してカントリーやブルーグラス色の強い演奏をした。オフコースは3人組のフォークグループとしてキャリアをスタートさせた。その後メンバーの脱退、加入を経てイーグルスはよりロック色の強いバンドになり、オフコースはドラムやベースを迎えてバンド編成となる。バンドはそれぞれ「ホテル・カリフォルニア」「さよなら」をヒットさせ、メジャーバンドとしてだれもが知るところとなる。

 こんなことを言うと実にアレなんですが、個人的にはどちらのバンドも、知名度が上がる以前のほうが好きだった。初期イーグルスを牽引していたギタリストのカントリーテイストにあふれたプレイは魅力的だった。アコースティックだった頃の小田、鈴木のふたりが作る曲・・・「秋の気配」「僕の贈りもの」「ワインの匂い」・・・曲の持つこぢんまりとした佇まいがなんともいえずいい。

 そう言えば「ホテル・カリフォルニア」「さよなら」ともに曲の間奏がギターのツインリードなのも共通しているな。

 

 

 

21(木)   おにぎり or おむすび

 

 

 

 つい先日までコンビニでおにぎりのセールをやっていた。おにぎりをふたつ買うと割引になって200円で買えたり、いつもは150円くらいするおにぎりを100円均一で売ったり、各社コンビニが趣向を凝らしている。

 大方のコンビニは「おにぎり」だけど、ファミリーマートは「おむすび」と表記するみたい。単に呼び方の違いなんだけど、「おにぎり」に比べて「おむすび」のほうがより牧歌的。” 天気のいい日に原っぱで食べる昼ごはん “ みたいな趣きがある・・・ような気がする。ぼくだけですか?

 

 

 

7(木)   思い立ったらその瞬間に

 

 

 

 雨で仕事は中止になった。いつもより遅い時間に目を覚まし、スマートフォンに入っている音楽のシャッフル再生を聴きながらしばらくの間布団の中でぐずぐずしていた。特徴のあるマイナー調ギターアルペジオのイントロが流れてきた。イーグルスの「ホテル・カリフォルニア」。久しぶりに聞いた。ぼくはふとんから抜け出し、部屋の隅にあったエレキギターをむんずとつかみ、おもむろにギターソロのコピーに取り組んだ。めくれ上がったかけぶとんを片付けもせず、小刻みに巻き戻しと再生を繰り返してツインギターの手前までコピーをした。

「ホテル・カリフォルニア」のギターソロはいつかコピーしたいなと常々思っていた。けれど「いつかやろう」と漠然と思っているだけでは、その “いつか” はいつまでたってもやっては来ないことを、ぼくは経験上知っている。先延ばしにしたらその機会は決しておとずれない。やりたくなったらその瞬間にやらないとダメなのであります。