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29(月)   ジミー・ペイジ氏が来日するたびに通う場所

 

 

 

 ジミー・ペイジさんがどのくらいの頻度で来日するのかはわからない。が、彼は日本を訪れるたびにきまって西新宿に出かけるのだそうだ。いったい西新宿になにがあるのか?西新宿には海賊版CDを取り扱う店が集まっていて、彼は店頭に出ているレッド・ツェッペリンのライブ海賊版の中から気に入った音源を持ち帰ってしまうのだそうだ。そこに金銭のやり取りはない。ジミー・ペイジはレッド・ツェッペリンのギタリストであり作曲者、バンドの楽曲の権利の所有者であり、店に並んでいるCDは、許可を得ずに販売している違法の商品だから。

 もっともペイジさんは自身のバンドの海賊盤の販売にそれほど腹をたてるわけでもなく、自分の過去の演奏を聴くのを楽しんでいるそうです。

店から大量のCDをタダでいただく代わりに、色紙にサインをして帰るらしい。店員は黙ってなりゆきを見ているしかない。後ろめたさがあるから何も言えないのです。

 これまでの海賊盤は客席から演奏を隠し録りしてそれをCDにしていたのだけど、最近では、コンサート会場でミュージシャンが使っているイヤーモニターの電波を盗聴し、それを元にブートレグを作っているそうです。バンドメンバーがモニターしている音がそのままCDになって世に出回っているのだ、音質が悪かろうはずがない。ところで電波の傍受も違法であり犯罪です、言うまでもないことですが。