4月

 

 

 

26(火)   ボブ・ディランを見に行った。

 

 

 

 先週の18月曜日、ボブ・ディランのライブを見に行った。

 

 ライブを見に行く当日の夕方、ぼくは身支度を済ませて玄関でスニーカーを履いた。クルッと部屋の方に向き直って「デンキオッケー、ガスオッケー」と指さし呼称を始めた。出かける前のいつもの儀式なんです。いささか病的なのだ。壁にかかっているカレンダーにふと目をやるとライブのチケットが貼りっぱなしでひらひら揺れていた。なんだよおい全然オッケーじゃねーじゃん。あやうくチケットを忘れるところだった。

 JR渋谷駅で降り改札を出ると雨が降っていた。たいした雨ではない。ぼくはパーカーのフードをかぶり雨をしのいだ。スクランブル交差点ではしゃぐ外国人観光客を横目にぼくはオーチャードホールへ向かった。

 オーチャードホールの開場を待つお客さんたちの年齢層は高め。若い世代もちらほら見かけた。

 今回のライブでのボブはギターを弾かずボーカルに専念していた。何曲かでピアノを弾いた。アコースティックギターを抱え、ハーモニカホルダーを首からぶら下げたシンガーソングライター然とした頃のボブを懐かしむ心情になるかと思ったけどそんなことはなかった。スタンドアップシンガーとしてのボブ・ディランは最高にかっこよかった。

 「I'm A Fool  To Want You」をナマで聴けたことに感動し、「ブルーにこんがらがって」でのボブの力強いハーモニカに鼓舞され、バイオリンをフィーチャーした「風に吹かれて」に酔いしれた。大胆にアレンジが変更されていてイントロが流れてきたときは何の曲だかわからなかったのだけど、ボブが " How Many Roads 〜 " と歌い出すと客席から歓声が上がった。

 

 ボブ・ディランは「昔すごかったレジェンド」などではなく、今なお進化を続ける表現者なんだってことがよくわかった夜でした。

 

 

 

24(日)   友だちのライブを見た後、四谷の須賀町あたりを探索

 

 

 

 友だちのライブを見に行った。場所は日比谷公園の小音楽堂。うちを出るときはまだ小雨が降っていたのだけど、日比谷公園に着いた頃には雨は上がっていた。ライブを見ているとき、ときおり冷たい風が吹いてきた。座っているとベンチから冷気が伝わって来る。野外のライブは天候の影響が大きいから運営する人たちは大変だったと思います。出演者のかた、スタッフのみなさんおつかれさまでした。

 

 うちに帰るために日比谷公園から虎ノ門まで歩き、銀座線に乗った。赤坂見附駅で丸ノ内線に乗り換え新宿へ向かった。途中の四谷三丁目駅で電車が停止しドアが開いたとき、突発的に電車を降りた。ぼくは四谷のあたりの地形に以前から興味を持っていて、歩いてみようと思い立ったのだ。電車のドアが開いたのをきっかけにぼくの中でパチンとスイッチが入った。

 四谷三丁目近くの円通寺坂から信濃町に至るまでの地形は起伏に富んでいて、高低差が大きい。坂と寺院が多く、魅力的な路地がそこかしこにある。地元の人に不審者と疑われないようにさりげなく、その実テンションマックスでこころいくまで街歩きを満喫した。

 

 

 

22(金)   BABYMETAL

 

 

 

 BABYMETALが「ヤング・ギター」の表紙に降臨。いまもっとも注目すべきメタルユニットだからこの扱いはまあ当然。一方ヘヴィメタルの専門誌「BURRN!」はBABYMETALを積極的に取り上げようとはしてないみたい。どして?

 

 

 

 

15(金) ボブ・ディラン

 

 

 

 今度の月曜日は有給休暇をとった。ボブ・ディランを見に行く。