4月
29(水) 人目にとまらず咲く花
昨日の仕事はマンション内の植木の剪定だった。裏手にある植栽地のオオムラサキを剪定した。ホントはいやなんだけど花がついている枝も何本か切った。花が咲いているところを摘みとるなんて無粋だと思う。けどこのマンションは年に1回しか来ないので伸びた枝はあるていど切っておく必要がある。それにこの場所は人の出入りがほとんどないから花を摘んでも文句を言われる心配はない。
「花は人の目にとまり見られてこそ花」みたいな文章をどこかで読んだことがある。誰の目にもとまらないまま愛でられない花は咲いている意味がないのだろうか?なんだか難しい、哲学的命題だ。
23(木) ライフ オブ 島耕作
20年くらい前に課長だった島耕作さんは、現在会長職に就てらっしゃるんですね。島さんが十代だったころの「学生 島耕作」「ヤング 島耕作」のことも最近知った。これからもこの調子で「定年 島耕作」「老境 島耕作」と続け、「臨終 島耕作」で大円団を迎えるといいな。スピンアウト作品として「幼少 島耕作」や「生徒会長 島耕作」なども今後描いてくれるとファンとしてはうれしい。全巻コンプリートして「人生 島耕作」となります。ボックスセットも発売されるね、きっと。特典付録は初芝電器の社員バッジで決まりだね。
あ、これ、マンガのはなしです。
13(月) 老後をシミュレーション
雨。仕事は休み。一日中部屋でなんとなく過ごす。
こうしているとなんだか老後のシミュレーションをしているみたいだ。ぼくはこのままひとりで生き、ひとりで人生を終えるだろう。ぼくは孤独を苦にしないタイプの人間だけど ( むしろ楽しい )、この先もっと歳をとると考えも変わってくるのかな?とりあえず今は大貫妙子の歌を、雨だれの音とともに楽しんでいます。
ていねいに仕立てられた洋服を着ているかのように、大貫さんの音楽が今のぼくの心持ちにしっくりなじむ。そんな上質な服、実際には持ってないけど。
12(日) 伐採
雨が多いここ数日、今日は貴重な晴天の日曜日。
駅に向かう道の途中、駐車場横に植えてあった木が伐採されていた。クルマが出入りするとき見通しが悪いので切ったのだと思う。この時期、樹木は地中から水分・養分を吸い上げるのに忙しい。根っこは木の上半分が伐採されたことも知らずにせっせと水分を送り続ける。切断面から水分があふれる。
ぼくは植木屋をなりわいとしている人間にしてはわりと樹木に対して冷淡なのだけど、こういう風景はなかなか切ないものがある。