4月

 
 
 
28(月)   ハーモニカ占いというものがあったとしたら
 
 
 
    Key G のハーモニカをなぜか3本も持ってる。
 
    それまで使っていたハーモニカがヘタってきたので楽器店で新しいハーモニカを買った。が、新品にもかかわらず致命的な欠陥があり(ピッチが狂っている穴があった )、翌週またKey G のハーモニカを購入したのだ。

 ハーモニカというのはなかなか不思議な楽器だ。新品を買ってもかなりの頻度で不具合のあるハーモニカに出くわす。もしかしたらぼくはハーモニカ運が悪いのかもしれない。ハーモニカ占いというものがもしあったとしたら、ぼくの今後の人生、見通しは暗い。

 
 
 
20(日)   いい雰囲気の絵
 
 
 
    その貸しおしぼり会社の配送トラックを街角で見かけるたびに、その銀色の車体を目で追いかけることはすでにおれの習慣となっていた。別におしぼりに興味があったわけではない。そこに描かれている絵がなんとも言えないいい雰囲気をかもしているのだ。
    きのう、おれの目の前でその配送トラックが停車した。なんというしあわせ、長年気になっていたあの絵を間近で見られるなんて。運転手がトラックから離れたのを見計らってケータイカメラのシャッターを切った。左側の女の人の、口のひん曲がり具合や、髪の毛のハネた感じがなんとも言えず、いい。
 
 
 
18(金)   イングヴェイと金運
 
 
 
「イングヴェイ・マルムスティーンの写真をケータイの待ち受け画面にすると金運が上がる」というウワサがインターネット上を流布したことがあるそうだ。2,3年くらい前の出来事です。
    イングヴェイと金運がどこでどのように結びつくのか、ちょっと見当もつかない。少し古い話題ではありますが、気になった方は金運を占うためにイングヴェイのケータイ待ち受け画面、試してみてはいかがでしょうか?
    イングヴェイ・マルムスティーンはスウェーデン出身のギタリスト・ミュージシャン。クラシックのアプローチでハードロックを演奏する人です。速いフレーズを弾かせたら彼の右に出る者はいない。1小節の中に何十個もの音符をぎゅうぎゅう詰めにするタイプのギタリスト。
 
 
 
9(水)   スライドバー
 
 
 
    七味唐辛子か切れたので新しいのを買ってきた。カラのビンをゴミに出すためにキャップを取りラベルをはがした。あらためて見てみるとスライドバーとして使えそうな気がする。さっそく試してみた。サイズがぶかぶか気味だけどなんとか弾けそう。
 

    かのスライドギターの名手、デュアン・オールマンはたしかカゼ薬のガラスビンをスライドバーにしていた。いにしえのブルースマンたちはナイフや、動物の骨などでスライドプレイをしていたとのことだ。ぼくが何を使おうともデュアンの足元にも及ばないのは重々承知のことですが ( あたりまえだ ) 、身の周りのモノをスライドバーにするのってけっこう楽しい。七味唐辛子のガラスビンだとオリエンタルなムードのギターが弾けるのではあるまいか?

 

 

 

6(日)   せんべいの食べ方

 

 

 

   一枚ずつ個別包装になっているせんべいを食べるとき、袋を開ける前にひと口サイズの大きさに割ってしまいます。そのまま袋から出してパリッと音をたててかじったほうがおいしそうだけど、せんべいのカスがあたりに飛び散りそうでイヤなんです。なので開封前にあらかじめ割ってカスは袋内にとどめておき、それからおもむろにくだけたせんべいを取り出してもぐもぐと食べています。辛気臭くて、なんだか年寄りっぽい食べ方だ。でもぼくもこれから更に年を取っていくのでこれでいいのだ。