6月

 

 

 

11(日)   使っているベースについて

 

 

 

 考えてみると、ベースのおまけソフトケースを40年使っているということは、ベース本体も買ってから40年近く経っていることになる。考えるまでもないけど。

 ライブハウスなんかで、対バンの演者さんがぼくのベースのヘッドのロゴをみて、「おっ、トーカイかぁ」などとなつかしそうに声をかけてくることがよくある。たいていぼくより上の世代の人だ。

 5万円くらいで買ったベースだけど、いまでも問題なく鳴ってくれる。実は今日もこれから小手指駅近くのスタジオにベースを弾きに行くのだ(小手指で小手先の演奏)。

 あの頃は(1980年代半ば)、それほど高いお金を出さなくてもしっかりしたつくりの楽器を手に入れることができた時代なのかもしれない。

 

 

 

3(土)   長年使っていたソフトケースが壊れる

 

 

 

 ベースのソフトケースが壊れた。肩にかけるストラップの金具が根元からはずれてしまった。

 このケースはベースを買った時にいっしょについて来たオマケの品です。ポケットに下倉楽器のロゴがある。たぶんお茶の水の店で買ったんだと思う。ぼくが19かハタチくらいの時だから40年近く使っていたことになる。

 長い間おおつかれさま、とくたびれたケースにいたわりの声をかけたいところだけど、ストラップをかける金具は左右にふたつあって、ひとつはまだ使える。これからはケースを左肩に背負えばよいのだ。引退にはまだ早い。