9月

 

 

 

30(日)   もしもぼくがタトゥーを入れるなら

 

 

 

 彫る文言はすでに20代の頃から決めてある。ドストエフスキーの書いた小説「カラマーゾフの兄弟」から引用した一節を彫る、ロシア語で。

とは言ってもぼくはロシア語はぜんぜんわからないし、タトゥーする必然性もないので実際には彫らないんですけど。

 

 

 

29(土)   タトゥー

 

 

 

 欧米人のなかには漢字をクールな文字だと感じる人も少なくないみたいで、漢字でタトゥーを入れる人がいる。マイクさんだったらたとえば “ 舞威駆 “ とか、かっこよさげな漢字を自分の名に当てはめて二の腕なんかに彫るのだ。

 たいていの欧米人は漢字についての知識なんて持ってないから、ツテを頼って日系人とか日本人とかを探し出し、お願いすることになる。ある日本人が、ジムという名のマッチョな男性から「オレの名前に力強くてタトゥー映えする漢字を考えてくれ」と言われ、ほかに思いつかないから “ 事務 “ という漢字を教えてあげたそうだ。ジム君は大層喜んで帰っていったそうだ。「彼が “ 事務 “ という文字をカラダに彫り込んだと思うと心が痛む」その日本人は思ったそうです。

“ クール・ガイ “ を意味する言葉をタトゥーしたくて、” 冷奴 “ と腕に彫ったアメリカ海兵隊員がいる・・・らしい。ホントですかね?

 

 

 

 

25(火)   水の影

 

 

 

「水の影」の曲の長さは4分とちょっと。後奏のストリングスが1分くらい続いてフェイドアウトで終わるから、実質的には歌の部分は3分ほどの長さだ。ほんの3分の短い時間でこれほど心を揺さぶる歌を、ぼくは他に知らない。最後の長めのストリングスの演奏はさざ波だった気持ちを鎮めるために必要なのだ。

 松任谷由実の曲、荒井時代も含めて全曲配信になった。すごくうれしい。ぼくはこの日を待っていたと言っても過言ではない。さっそく今朝「時のないホテル」買いました。

 

 

 

23(日)   コンビニのエロ本

 

 

 

 ぼくは仕事柄コンビニでトイレを借りることが多い。トイレが使用中の時はしばらく待つのだけど、コンビニ店舗のこの辺りはたいてい成人雑誌の置き場になっている。要するにエロ本コーナーですな。トイレを待つあいだなんとなくエロ本をながめる。「身体がうずく五十路妻」とか「新人OLの秘技」などの言葉が表紙に並んでいる。「五十路妻はおれと同い年くらいだな」などとぼんやり考える。

 だれもが気軽に利用できるコンビニの一角に扇情的なエロ雑誌が陳列されているのは異様なことだ。これが日常の風景になってしまっているのがブキミです。ぼくは性的に潔癖な人間ではないのだけど (ぜんぜん潔癖ではない )、コンビニのエロ本にはかなり違和感を感じています。

 

 

 

9(日)   マックバーガーの無料クーポン券

 

 

 

 夕方、うちに帰ってきてひと息ついているとき、ハンバーガーの無料券のことをふいに思い出した。少年ジャンプとマクドナルドのコラボで、今週買ったジャンプにハンバーガーのクーポン券がついてきたのだ。有効期限は今日まで。ぼくは自転車を走らせて最寄りのマックに行き、家族づれてごった返す店内でハンバーガーを食べた。買ったら100円のハンバーガーのためにわざわざショッピングモールのマックに出かけるのもどうかと思うけど、クーポン券がムダにならなくてよかった。ついでにギターの弦を買って帰った。