7月
28(日) 花火
きのうの土曜日は、近くの国営公園で花火大会が開催される予定だった。だけど荒天のため中止になった。準備に追われていた花火師さんたちや、見物客を見込んで焼きそばやフランクフルトを店頭で売るつもりだったコンビニの店長さん、花火を見るのを楽しみにしていた夏休み中のちびっ子たちには申し訳ないけど、花火大会が中止になってぼくはうれしい。
ぼくはむかし多摩川沿いのアパートに住んでいた。多摩川の花火大会の日には見物客が集まって来る夕方前に家を出てどこかで時間を潰し、花火が終わる時間にうちへ帰った。最寄り駅は混雑するのでふた駅分くらい歩いて帰った。別に花火が嫌いってわけじゃない。なにか特別なことがある非日常よりも、なにも起こらない日常のほうが好きなだけです。
きのう中止になった花火大会は順延で今夜開催予定だそうです。台風一過、天気がよさそうでなによりです。
今日の夕方、花火が打ち上がるころ、ぼくは部屋にこもって頭からヘッドフォンをすっぽりかぶってヘビーな音楽を聴いていると思う。パンテラとかスレイヤーとか、そのあたり。
18(木) 菜箸をつなぐ糸
近所のスーパーマーケットで菜箸を買った。箸の頭の部分に穴が開いていて糸で結んである。この糸があるとぼくとしてはとても使いづらい。不要だと思ったら糸を切っちゃえばそれで済むハナシなのだけど、これはいったい何の役にたっているのだろう?紛失防止なのかな。
「菜箸の糸って必要?」ってツイートしてみる。「あたしもいらないと思ってました」「ぶっちゃけジャマっすよね」#me too運動の如く賛同の声があがり、おおきなうねりとなる。菜箸を作っている会社は糸の廃止を決定。糸不要論の提唱者であるぼくは「菜箸を束縛から解き放ち自由を与えた功労者」としてネット上で崇め奉られるのでした・・・。
ここでいったん思考を停止してぼくは菜箸を買い物カゴにいれた。
雨降りの午後、スーパーは客もまばらだった。誰もこない調理用品コーナーでどっぷり妄想につかった。